SGI(創価学会インタナショナル)は、原水爆禁止宣言から50周年となる2007年9月に国際キャンペーン「民衆行動の10年(People’s Decade)」を立ち上げました。これまで、「民衆行動の10年」は、展示や映像などを通しての啓発運動を行い、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)が推進する核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)などとの協力体制を築いてきました。
SGIは、世界192カ国地域の人々で構成されています。このネットワークを通じて、これまでにも、核廃絶のための意見交換をし、経験を分かち合い、触発しあってきました。
「民衆行動の10年」が目指すものは、核兵器を絶対に許さないという人々の輪を広げることです。私たち一人一人が核兵器の脅威を「自分に関わる問題」ととらえ、その脅威をなくすために「自分も何かが出来る」と自覚することです。
私たちは、この行動の積み重ねが変革の力となり、歴史の流れをも変えていくと信じています。
世界は、今、核兵器拡散(かくさん)の危機に瀕(ひん)しています。また、テロリストが核兵器を手に入れる可能性も増大しています。
一発の核兵器でさえ、恐ろしい荒廃と何世代にもわたる苦悩を人々にもたらすだけに、廃絶こそが根本的な解決であると私たちは考えていますが、その努力は壁に突き当たっているといわざるをえません。
一方近年、核保有国の現役あるいはかつての指導者の中から、「核兵器のない世界」を目指すとの意思表明が行われております。また一部の非保有国や市民社会も、活発な動きを見せております。「核兵器のない世界」実現にむけて、うねりが起き始めたのです。今、世界は重要な岐路に立たされているといえます。
SGIは「核兵器の非合法化」を求める世界の民衆の意思を結集して、「核兵器禁止条約」の制定を実現するとともに、現実の上で核兵器廃絶が達成される日まで、努力を続けて参ります。